ミラノで美容室に行きました。
私、ミラノはほとんど来た事がなくて、行きつけの美容室とか全くなかったのですが、ローマではなくて、ミラノの美容師さんにお願いしてみようと思って、ミラノで美容室に入ってみました。
お任せでお願いしたのですが、『全体のバランスを見ながら切りたいから、立ってもらえる?』
と言われて、立ったまま切って頂きました。
カラーは、『少し赤を入れて明るい色に仕上げましょう。』と言われて、少し赤めの明るい感じに仕上げて頂きました。
この美容師さん、扉を開ける時に手をクルクルさせながら開けたり、髪の毛を切り終えた時にハサミをクルクルするとか、ブラシを取る時も置く時もクルクル回しながら置いたり、無意識のうちに、全てをポーズとっていらっしゃるんですよ。それがあまりにも自然なので、妙に感心してしまいました。
あと、少し驚いたのが、この方が、シャンプー、カット、カラー、仕上げまで、全てを最初から最後までしてくださったのですが、カラーの時に、おもむろに奧へと入っていかれたので、どうしたのかなぁと思っていると、カラーをするためにと、黒のエプロンをつけて出てこられました。きっと、お洋服が汚れるのがイヤだったんでしょうね。
でも、カラーのためにと、黒のエプロンをつけられた男の方って、私は初めて見たので、ちょっと驚きました。
それと、良心的だなぁと思ったのが、女性のアシスタントをしている方が、この男性の美容師さんがタバコを吸いに行っていらっしゃる時に、私の髪の毛の毛先が少し乾燥しているという事で、髪の毛をしっとりさせる、ヘアクリームみたいなモノをお勧めしてこられたんですよ。『もし良かったら、どうですか?』
みたいな感じで。
私の前に、そのヘアクリームを置いていかれたのですが、それをこの男性の美容師さんは、タバコを吸って戻ってきてから、すぐに元の場所に戻していたんですよね。
『彼女の髪の毛の毛先が乾燥しているから、いいと思ってお勧めしたの。』
と女性のアシスタントの方が言っていると、男性の美容師さんは、
『それは親切じゃない。まずは試供品で試してもらって。』
とおっしゃっていたんですよ。
それで、帰りに、女性のアシスタントの方がレジで、試供品の使い方を説明して、試供品を渡してくださったのですが、男性の美容師さんは、
『ダメだ。2つ渡して。』
と言ってくださって、試供品を2つ頂きました。
この男性の美容師さんがオーナーさんだったみたいなのですが、親切で良心的だなぁと思いましたね。
この方は、いろいろな意味で、私のイメージしていた、ミラノの男性の美容師さん、そのままの方でしたね。やはり、ローマの美容師さんと、ちょっと違った感じです。
また機会があれば、是非とも、行かせて頂きたいと思いました。
posted by KetaiPost